SQUID-TEM: SUSTEM®
SQUIDベースの過渡応答電磁探査装置

当社独自の SQUID-TEM装置
- 高性能HTS-SQUID磁力計による3軸磁場測定
- 使いやすい操作(自動センサキャリブレーション)
- 冷却には液体ヘリウムの代わりに液体窒素を使用
- 厳しい環境下での使用に適したポータブル設計

現場での操作が容易で、環境ノイズに対する耐久性も向上
- 軽量なので一人でも扱えます。
- 地表から地下深部を計測することが可能です(ダウンホール展開は不要)。
- ノイズ環境下でも安定した計測が可能です。
- 地上にシステムを設置するために穴を掘る必要はありません(国立公園内での許可取得が容易)。
- 単一ポイントでの3軸磁場測定はわずか2時間程度です。

高度なデータ処理と解釈
- 究極の高感度 SQUID-TEM データを処理する独自のノイズ除去プロセス。
- 独自の3D逆解析により、高解像度の3D地下比抵抗画像をマッピング。
- タイムラプスSQUID-TEM調査による費用対効果の高いサイト特性評価と貯留層モニタリング
従来のTEMシステムとの性能比較
従来の TEM | SQUID-TEM | |
---|---|---|
一次磁場 | 人工磁場 (ループソース) |
人工磁場 (ラインソース) |
計測信号 | 磁場の微分 (dB(t)/dt) | 直接磁場 (B(t)) |
センサ | 誘導コイル | SQUID 磁力計 |
信号周波数 | 1Hz ~ 10kHz | DC ~ 10kHz |
一次磁場の影響 | なし | なし |
信号強度 | ∝ S3 | ∝ S3 |
探査深度 | 最大数百メートル | 0 ~ 5000 メートル |
S : 地層コンダクタンス S = h/ρ (h:厚さ, ρ:抵抗率)

SQUID-TEMを使用する利点
- SQUID-TEM は、従来の地震探査技術を補完し、拡張します。
- SQUID-TEM の高い信号/ノイズ比により、より高品質で高解像度の比抵抗モデルが提供されます。
- SQUID-TEM は、浅層から深層までの貯留層や帯水層を評価する際に、従来の電磁探査法よりも優れた解像度を提供します
- SQUID-TEM は流体の種類を区別できるため、IOR/EOR効率の監視に最適です。
- SQUID-TEM は低コストで計測できるため、CO2 プルーム監視ツールや地熱貯留層探査/評価に最適です。